こんにちは。
2022年の春先はウクライナ情勢のニュースで持ち切りで、日々伝わってくる情報に心が痛くなりますね。
いつになれば終わるのだろうと不安に感じるとともに、報道を見たり聞いたりしているうち、ウクライナやロシアの歴史や文化にも関心が湧いてきました。
同時に、その中で日本にいるロシアの人々、またロシア関係のお店に対する心ない声もあるといいます。
そのような経緯もあり、応援の意味を込めまして、今年は都内にあるいくつかのロシア・ウクライナ料理の飲食店を訪れてみようと考えました。
「都内 ロシア料理」などでインターネット検索すると、都内のロシア料理店が網羅されて出てきます。
その中で、色鮮やかなボルシチが美味しそうな神田小川町のサラファンというお店に行ってみることにしました。
神田小川町の「露西亞料理 サラファン」の地図はこちら。
お店の住所は神田小川町ですが、小川町駅の他、神保町、御茶ノ水からも余裕で徒歩圏。
便利なところにありますね。
今回は丸ノ内線・御茶ノ水駅から徒歩で向かうことにしました。
3月の休日、暖かく快晴。まさにお散歩日和という空模様です。
(※写真は、タップもしくはクリックで拡大します)
神田川とJRの線路を渡り、明大通り。
大学、予備校のキャンパスや楽器店が立ち並ぶエリアを横目に見て、坂を下っていきます。
このまま真っすぐいくと駿河台下交差点にたどり着くのですが、その直前の斜め右にそれる横道に入ると、ほどなくしてお店に行き当たります。
こちらの神田・御茶ノ水エリアはご存じのとおりカレー屋さんが多い。
ただ、この大通りから少し入った一角はロシア、フランス、スペイン、韓国といった各国料理のお店が立ち並んでいて、街の風景も独特です。
入口も良い雰囲気を醸し出しています。
お店自体は地下一階にありまして、入口をくぐって階段を下りていく形。
このような表記でサラファンと読むらしい。。
全然詳しくないのですが、それぞれアルファベットに相当する文字があるのでしょうね。
到着したのは12時ちょっと前。
表に掲示されていたランチメニューをチラッと見て、地下に降りました。
そして、お店の扉を開けると、漢字の良い店員さんがひと言、「予約はありますか?」と。
1名であることと予約の無い旨を伝えると、満席なのでお店の外で待つように言われました。
かなり評価の高いお店だとはいえ、このようなご時世で満席とは!
失礼な話、コロナやウクライナ情勢で多少空いているのではと予測していましたが、ある意味では嬉しい誤算。
ええ、喜んで待ちますとも!ということで、地下に向かう階段のところでしばし待機。
すると、5分も経たないうちにお客さんの入れ替わりがあり、お声がかかりました。
余談ですが、私の後に並んでいた予約なしのグループがかなり待たされていて、私の後に着席した方々はすべて予約有りの方々でした。
土曜日でしたが、この界隈は結構人出が多く、かえって混みあうのかもしれません!
さてさて、店内に入りましょう!
お昼の時間帯にはランチメニューがあります。
表の掲示にもメニュー一覧があり、お店に入る前に確認できます。
価格帯は1,000円~で、手軽に食べられるものから本格的なロシア料理まで。
今回は初めてでしたので、ボルシチと露西亜式ハンバーグのBセットを頂くことにしました。
ストロガノフやロールキャベツも興味を惹かれましたが、初来店ということもあり、スタンダードなものに抑えました。
席に着席すると既に座席にはメニューが置いてありまして、店員さんを呼んで注文。
ボルシチはすべてのメニューに付いてきます。
余談ですが、ボルシチはどうやらウクライナ発祥の料理だそうで。
てっきりロシア料理だと誤認識しておりました。
ラーメンにおける中国と日本のようなものなのでしょうかね。
前述の通り、店内は満席。
おひとりさまにて訪れたので、二人がけのテーブルに案内されました。
お店としての格の高さを思わせるテーブル。
キレイだしこれだけで食事が美味しく感じてしまいます。
満席の店内。
四人がけのテーブル席が並んでいるのと、カウンター席もあり。
白を基調とした清潔感のあるビジュアルに、静かで落ち着いた雰囲気の店内も居心地が良い。
店員さんも混雑には慣れているのか、丁寧かつスピーディー。
食べ方なども教えてくれるので安心できました。
まず運ばれてきたのはボルシチ。
鮮やかな赤色のスープが特徴的ですね。
ビーツという野菜がこの赤色の由来。
色から想像するにてっきり酸味が強いのかと思いきや、ほのかな甘味や旨味を感じるやさしい風味のスープ。
若干あっさりめかな。
店員さんからサワークリームを溶かしながらお召し上がりくださいとの案内がありましたので、徐々に溶かしていくと。。。
綺麗なピンク色に色が変わっていきました!
味もほのかな酸味やコクが加わって、奥行きのある風味に。
このボルシチだけでも食べに来た意味がありました。
ボルシチにはパンもセットで付いてきまして、スープに浸して食べるとまた違った形で楽しめます。
そして、ボルシチを食べ終えてしばし待つとメインのハンバーグが運ばれてきました。
見た目は小ぶりながらも食欲をそそるビジュアルです。
よく見ると、球体のようになっていて、小ぶりっぽく見えて意外にボリューム感ありました。
ご覧の通り、厚み高さがあります。
ナイフを入れて切ろうとすると、形のせいかちょっとずつ切るのが難しく(笑)
思い切って真っ二つにしてみました。
中央付近に野菜が仕込まれていました。
ハンバーグだけだと味や食感が単調になりがちですが、これは嬉しい工夫です。
味は下味がしっかりしていて、食べ応えありますね。
ソースの酸味ともよくマッチ!
付け合わせのニンジンも甘くておいしかったです。
初めてのロシア料理は大満足にて終了。
ごちそうさまでした!
食後は付近を散策。
神保町界隈はいつ来ても味わい深い雰囲気ですね。
外出を控える日々が続いていましたが、やはり散策は良いものです。
各国料理というと合う合わないがどうしてもありますが、ロシア料理は日本人が慣れ親しんだ洋食と近いものがあり、食べやすいのかなと思いました。
東京都内には他にもロシア料理の有名店がありますので、色々巡ってみたいと思います。
a.ito
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