探訪録 大田区「洗足池公園の桜」歴史的な景勝地にてお花見散歩

こんにちは。

3月の下旬に東京の南のほうに仕事で所用があり、そのついでに東京南部の桜の名所である洗足池のあたりまで足をのばしてみました。

洗足池の付近は大田区にあたります。

池の東側のほとりにある桜広場というエリアがお花見スポットですので、まずそちらを目指します。

 

洗足池公園・桜広場の場所はこちらです。


電車で向かう場合は、東急池上線・洗足池駅が最寄り。

東急大井町線・大岡山駅もしくは北千束駅からもアクセスできます。

今回は北千束駅から徒歩で向かうことにしました。

初めて下車しましたが、ローカル感強めなところですね。

(※写真は、タップもしくはクリックで拡大します)

決して田舎とかではなく、駅の周りにお店がほとんどなく住宅街に囲まれていました。

隣りの駅である大岡山や旗の台がそれなりに栄えていて駅間も短いためでしょうかね。

また、大岡山駅から目黒線で目黒方面にひと駅行くと、洗足駅もありますし。

 

ちなみに、千束と洗足、同じ「せんぞく」読みなのが気になりますよね。

元々は千束だったこの一帯、日蓮上人が池で足を洗った伝説にちなんで「洗足池」と呼ばれるようになったようです。

なお、大田区の北千束・南千束という住居表示の他、隣の目黒区にも洗足という住居表示があったりで面白い。

なかなか奥が深いというか、ややこしいというか(笑)

出かけると色々な地名に出会いますし、当然名前の由来はさまざま。

勉強になります。

 

さて、北千束駅の出口から南の方角に行くと洗足池があるので、そちらの方面に向かいます。

しばらく住宅街が続きますが、その途中に案内の看板がありました。

いかんせん初めてのところなので、このような案内があると非常に助かります。

時間にして5分ちょっとでしょうか、公園の入り口が見えてきました。

まずは池に沿って歩き、桜広場を目指します。

 

入口を抜けると一気に視界がひらけて、洗足池と空が見えてきました。

都内でありながら緑が多く、これだけ遮るものがないところはなかなかないですよね。

園内の北東角のあたりから入場し、少し歩くと池の東側にある桜広場に到着。

 

平日の午後でしたが、かなりの来園者が。

桜広場の周りは子どもが遊べる遊具やベンチもあって、春休みの子どもたちの姿も。

咲きっぷりもなかなかのもんです。ほぼ満開といったところでした。

近くに寄ってみると、びっしり花を咲かせています。

淡いピンクの花弁。

 

 

桜の枝も結構しっかり広がっていて、先のほうは手の届きそうなところまで。

シートを敷いて、お花見を楽しむ人達もちらほらいらっしゃいました。

 

 

洗足池と桜。

訪れた時は気候も暖かく、ボートを楽しんでいる方々もたくさん。

ボート乗り場は池の南側にありました。

池から桜を眺めるのも良さそうですが、体力使いそうです(笑)

 

池も改めて見ると、結構大きいですね。

 

 

桜広場と桜の木。

広がった枝にびっしりと桜の花が。

結構広めの広場に、傘のように。

桜をゆっくり歩きながら眺める人、座ってお話を楽しむ人、桜の下で走り回る子どもたち。

日常の光景とこの時期にしか咲かない桜という非日常。

 

満開の中、こんな感じで落ちてる花を見るとはかなさを感じますね。

桜広場での鑑賞はこれでおしまい。

この後は池の周りを一周しながら、観てまわろうと思います。


洗足池の周りには、神社があったり勝海舟のお墓があったりと他にも興味深いスポットがいくつも。

今回は限られた時間ですべてをじっくり見られたわけではありませんが、その一部を。

まずは、勝海舟のお墓。

そして、西郷隆盛の石碑。

勝海舟と西郷隆盛による「江戸城無血開城」の話が思い出されます。

幕末の主要人物のお墓がこちらにあるとは知りませんでした。

勝海舟はこちら洗足池の風景を気に入って、別荘を構えたそうです。

 

こちらは馬の銅像、「名馬池月之像」とあります。

池月(いけづき)、源頼朝愛用の名馬だったそう。

今度は平安時代末期から鎌倉時代にかけてのお話ですね。

日蓮上人のエピソードを含めると、古い昔よりこちらの池の存在は大きかったのですね。

 

池の西側にある、千束八幡神社と池月橋。

そして、洗足池の北側には「桜山」と呼ばれるエリアが。

名前の通り、桜の木がたくさんあります。

 

洗足池をぐるっと一周すると、春らしく野鳥の姿もたくさん。

自然に囲まれた水辺ですので、良い環境なのでしょうね。

 

洗足池を北側から南の方角を見た図。

南側には洗足池駅がすぐそば、また、ボート乗り場が池のほとりにあります。

洗足池を西側から。ちょうど桜広場の反対側。

桜が遠目からキレイに見えますね。

洗足池を南側から。

南からだと建物があまり見えないので、東京とは思えないような自然の風景。


南の駅近くのほとりには枝垂れ桜が何本かあり、濃いピンクが鮮やかでした。

 

一通り観てまわりましたが、同じ桜でも水辺に咲いているとまた趣があって良いですよね。

 

この時期にしか楽しめない光景、しっかりと目に焼き付けて写真にも納めました。

ぐるっと一周、良いリフレッシュになりました。

 

帰りは洗足池駅から。

洗足池駅は東急池上線の駅。

東急の路線は、東横線や田園都市線を使う機会がしばしばあるものの、今回はなかなか利用することの無い大井町線と池上線に乗車しました。

それを含め、はるばる訪れて良かったです。

リンク:大田区ホームページ:洗足池公園

 

a.ito







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