こんにちは。
通常私の行動範囲はあまり広くなく、公私ともに練馬から池袋、大塚、護国寺のあたりを中心に行動することが多いのですが、最近は所用で私鉄沿線に出向くこともしばしば。
今回も仕事で世田谷方面に。
天候や前後の予定によっては街歩きできなかったりしますが、幸い移動も兼ねて多少散策できることになったので、用事が済み次第、さんぽ開始。
今回のルートはこちら。
北沢川緑道・代沢せせらぎ公園~三宿の森緑地・三宿神社~烏山川緑道から目黒川緑道~池尻大橋駅
世田谷の住宅地はあまり歩いたことはないのですが、自転車で何度も行き来はしたことがあり、その点では少々安心。
後はマップを頼りに歩いていきます。
世田谷区代沢周辺にて所用を終えた直後。
付近を歩いていると、小川と緑のある小道が続いているところにたどり着きました。
北沢川緑道。
北沢川は現在は暗渠化されて、暗渠地上部の緑道化が進められたようですね。
せせらぎの水質はかなり良い。生き物の姿もちらほら確認できました。
世田谷区代沢付近の緑道には、「代沢せせらぎ公園」というスポットがあります。
ありきたりな都会の公園というよりは、緑と自然が多い一帯です。
世田谷とひとことで言っても広いですが、このあたりは環境も良く穏やかな空気を感じます。
公園の一部に植えられているサルスベリの木。
サルスベリは夏に花が咲く木で、7月の中旬ごろから花を見かけるようになりました。
「百日紅」とも表記しますが、よく見かけるのはピンクの花。
こちらの木もようやく咲き始めといったところですね。
近づいて見ると、まだまだつぼみの部分がありながらもキレイなの花びらがフワっとしているのが特徴的。
高い所に咲く鮮やかなピンク色が印象的でした!
代沢せせらぎ公園からしばしどちらに向かうかを思案。
ちょうどこのあたりは京王井の頭線、小田急線、東急田園都市線のいずれの路線の駅からもほぼ等距離で、それなりに距離があるところなので、帰りの電車に乗るのもどこから帰ろうか。
考えた挙句、近くの三宿神社にお参りしつつ、そこからはあまり考えずに田園都市線沿線へと向かうことにしました。
せせらぎ公園から南の方角に向かうと、そこは世田谷区三宿。
三宿というと、三軒茶屋のあたりからも比較的近く、おしゃれな街のイメージ。
この付近はおしゃれというよりは閑静な住宅街。
三宿二丁目、三宿エリアの中でも三軒茶屋の駅周辺からは遠い側の界隈。
学校や幼稚園、保育園も多く、ちょうどお昼から夕方にかけて帰宅中のお子さんたち、学生さんたちの姿もたくさん。
さて、三宿神社までは途中までマップを見ながら移動しましたが、そろそろ神社かなというところで別の何かが見えてきました。
何やら門のある公園?ですかね?
よく見ると、「三宿の森緑地」と書いてある。
園内マップを見るとそこにも神社の表記はなし、とりあえず中に入ってみよう。
おお!こりゃ森と名の付く通り、緑が多く敷地も広いな。
お子さんが遊べるような遊具や広場もちゃんとある。
ゆったり散歩するにも遊歩道も広くとられているし、ぐるっと周回できるようにもなってますね。
調べて見ると、2004年開園なんですって!
世田谷区、おそるべし。
一部には竹林も。
最近ジャイアントパンダの動画を見て癒されてるんですけど、竹もボリボリ食べるんですよね、パンダ。
その姿が可愛くって、それを思い出して公園でもニヤニヤ。
それにしても真っすぐ育ってますなあ。
随分環境の良い所だなーと思っていたら、そういえば神社はどうなった!?
そろそろ公園を失礼しようと思って、周辺一帯に目をやりながら歩いていると。
神社の社殿がチラッと見えて、おおっとなりました。
どうやら、公園に隣接はしているものの、公園から入れるわけではなく、迂回しないといけないようです。
歩いて正面まで回ろうと思います。
さて、ようやく三宿神社まで。
大きな敷地のある神社ではなく、住宅街ひっそりとたたずむ神社という感じ。
毘沙門天の石柱が印象的。
先ほどの三宿の森と敷地はくっついているので、そちらと合わせるとこの一帯はかなり緑の量は多い。
境内の狛犬もうっすらとモスグリーンをまとっていて良い感じ。
本殿と稲荷神社。奥に三宿の森の緑。
神社の敷地に入ってから出るまで、誰一人として敷地の中には来ませんでした。
神社の人達もいなかったような。
今回散策していて、終始お子さんの遊んでいる姿を見かけたり、声が聞こえて来たりしたのですが。
何だかこの一帯だけ不思議な空気で、しーんと静まり返ったような雰囲気。
お参りと散策を済ませ、さんぽ再開。
いったん敷地の外へ。
外に出ようとするとまた緑道のようなものが鳥居の向こうに見えてきました。
ここは先ほどの北沢川緑道とは異なる、烏山川緑道という緑道らしい。
こちらも北沢川と同様、元々の川が暗渠化され、その上部を緑道としている模様。
近所に遊歩道があるだけで、なんだか良い生活ができる気分になりそうです(笑)
「緑道」というだけあって、様々な木や花、草などが両サイドに。
こちらにもサルスベリ。
緑道を目黒方面に歩いていきます。
河川を思わせるような、道の形がゆるやかに波を打っているような感じになっています。
植物もたくさん植えられていて、ところどころ美しい花を咲かせていました。
途中、別の緑道との合流地点があり、地図を確認してみます。
すると、最初の北沢川緑道と烏山川緑道は、お互い目黒川緑道とつながっているということがわかりました!
ということは、ここからは目黒川緑道。
目黒川というと中目黒あたりの桜並木が有名ですね。
目黒区大橋付近からは川が姿を現しますが、このあたりは上の二つの支流と同じく、暗渠化されています。
さて、引き続き歩いていきます。
だんだん遠くに見える高層建造物が近づいてきますね。
せせらぎのそばに、ちゃんと整備、管理された花壇もところどころに。
緑も多し。
ここが都市部のすぐ近くとは。
ちょうど歩いた時は夏のうす曇りの日の午後でしたので、かなり気温、湿度も高かったのですが、写真を見ると随分清涼感ありますね。
歩いていても、心なしか高温多湿の不快な気持ちがやわらぐ感じがしました。
都心に近づけば近づくほど、アスファルト、コンクリートの割合が増えてきて、かつ、高層の建造物も多くなってくるので、東京都心は夏になると熱がこもりやすく、風の通り道も少ないんですよね。
その中で、このような緑や水流があって、風が通る道があることは、単純な環境対策のみならず、地球温暖化対策としても有効なんです。
ようやく、大通りにぶつかるところまで歩いてきました。
この辺りは、東急田園都市線・池尻大橋駅近く。世田谷区と目黒区の境のエリア。
国道246号線、玉川通りと呼ばれる大通りがすぐそこまで。
案内板には「目黒区」とあり、もうここは境をこえて目黒区なのだとはじめて認識しました。
改めて地図で見ると、玉川通りにぶつかる手前で既に目黒区なのですね。
終着点、池尻大橋駅周辺。
玉川通りの上は首都高速、地下には東急田園都市線、路線バスも通っていて、まさに大動脈という雰囲気。
車両もひっきりなしに通っていきます。
夏の暑い日、移動を兼ねての散策でしたが、緑道のおかげでリフレッシュできました。
たまにはこういう時間も大切ですね。
a.ito
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