こんにちは。
ご存じの通り、カレーの聖地・神田神保町。
数々の名店がひしめき合っていますが、その中でも異彩を放っているのが「スマトラカレー共栄堂」。
この日は、両国~清澄白河~九段下と移動し、庭園や桜を見て回っていましたが、せっかく近くまで来たのだからということで、ずっと切望していたスマトラカレー屋に向かうことに。
スマトラカレー共栄堂の地図はこちら。
場所は神保町の交差点から、靖国通りを小川町方面へ徒歩1分のところ。
靖国通りのむかって左側(北側)にお店の看板があります。
ちょっと年季の入っていそうな看板が何とも気持ちをワクワクさせますね。
さて、入店!
訪れたのは夕方だったため、お客さんの入りはほどほどでしたが、出る頃にはほぼ満席になりました。
ラインナップは表の看板にもあった通り、ポーク、チキン、エビ、ビーフ、タンのスパイスカレーがメイン。
また、こちらのお店の名物として、「焼リンゴ」なるものがあるらしい。今回はパスします。
薬味として、らっきょう、福神漬けが提供されます。
席に座ってメニューを眺めると、すぐに店員さんがオーダーをとりに来てくれました。
このあたりの気遣いが有難いですね。
ところで、なぜ「スマトラカレー」というのかな?というのが気になっていましたが、メニューにその理由の記述がありました。
明治末期にインドネシア・スマトラ島のカレーの作り方を持ち帰った方がいて、それを日本人に合うようにアレンジしたとのこと。
共栄堂は、大正13年に創業。西暦にすると1924年!
少々迷いましたが、基本のポークカレー・ソース大盛を注文することにしました。
何度も訪れたことのある店ではないので、まずはメニューの一番上にあるものを注文すればOKかな。
なお、下調べしたところ、ライスに対してルーが少な目?とのことだったので、プラス200円でソース大盛に!
注文してから数分も待たずに、あっという間にカレーが運ばれてきました。
出てくるスピードに驚愕!
ご覧の通り、ソースが真っ黒!ビジュアルから味が想像できませんね(笑)
ライスは普通盛りですが、気持ち多めかな。あとは、コーンスープが付きます。
トロトロになったポークと真っ黒なカレー。
ライスにかけると、思ったよりもシャバシャバ系、サラサラ系に近い感じ。
ひと口頂くと、最初に辛さというよりはスパイス由来の独特の苦みを少し感じ、そこからじんわりと旨味が伝わってくるタイプ。
この苦み、ポークの甘さと非常に合いますね!
欧風カレーのポークカレーだとルーにも甘さを感じるので、食べ進めるとしんどくなる時がありますが、これならスルスルいけそう。
なお、紹介文には下記の記述。
「オリジナルの黒濃色のソースは、小麦粉を一切使っておりません。20数種類の香辛料と形がなくなるまで煮込んだ野菜、肉の旨味が凝縮されたカレー」
スルスル食べてしまって、あっという間に完食!
実は、随分前に訪れたことがあったのですが、相変わらずの味の複雑さ。
感触が失われないうちにまた訪問したいところです。
ただ、しょっちゅう食べたいかと言われると、それも何だか微妙な感じ。
王道の欧風カレーに飽きた時に食べに行きたくなるタイプですかね?
あと、誤解を恐れずに言うと、かなり好みの分かれるタイプのカレーです。
お近くの方や神保町周辺にお越しの方は、一度試してみては??
レトロな喫茶店風の店内がとても雰囲気よく、居心地もなかなかでした。
お昼時やディナータイムには混雑するようですので、ご注意ください!
a.ito
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